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本記事には一部広告を含みます。読みものとしての余韻を大切にしながら、編集部が選んだものだけを静かに掲載しています。
深夜の感情エッセイ

急にそっけなくなる、
男性心理のこと

2026年5月19日 | 深夜の感情エッセイ

昨日まで、普通だった。

それなのに今日は、
返信が一言だった。

絵文字もなくて、
温度が、少しだけ違う。

気のせいかもしれない。
でも、気のせいじゃないかもしれない。

それだけで、夜が長くなる。


夜だけ、考えすぎてしまう。

昼間は、平気なふりができる。

でも夜になると、
また開いてしまう。

通知は来ていない。

画面の光だけが、
暗い部屋に浮いている。

もう一度、トーク画面を見る。
既読はついている。
返事は、来ない。

「何かしたかな。」

「送りすぎた?」

「重いと思われた?」

答えのない問いが、
夜の部屋を満たしていく。


返信ひとつで、自分の価値まで揺れる夜がある。

そこまでするつもりじゃなかった。
ただ、あの人のことが好きで、
少し、気になっていただけなのに。


スマホを伏せる。

また起こす。
また伏せる。

それを何度も繰り返しながら、
時計だけが進んでいく。

彼は、たぶんどこかへ消えたわけじゃない

男性は、何かを抱えると、
静かに内側へ入っていく。

LINEが短くなったのは、
冷めたからじゃなく、
今は外に出せるものがないだけかもしれない。

消えたわけじゃない。
ただ、扉が今は閉まっている。


怖かったのは既読じゃなく、
温度差だった。

理由がわかっても、
夜の孤独は消えない。

それでいい、と思う。

感情は、理屈じゃないから。

スマホを伏せて、
また手が伸びてしまう。

その繰り返しは、
弱さじゃない。

あの人のことを、それだけ考えているということだから。


余韻の中で

返信が来た。

短くて、
絵文字もなくて、
でも確かに、来た。

それだけで、
さっきまでの夜が、
少しだけ色を変える。


感情って、不思議だと思う。

たった一言に、こんなに揺れて。
たった一言に、こんなに落ち着く。

あなたの夜が、少し静かになりますように。